自分の「好きなコト」を保育に還元する喜び

昭和こども園 保育士 主任 Sさん

保育士を目指すキッカケ&「花房山目黒駅前保育園333」に入職のキッカケ

 学生時代ダンスを行っていたので、ダンスの仕事がしたいなぁと思っていました。大学時代に保育園などに実習に行く機会を通して、子どもに関わる仕事に魅力を感じて資格を取りました。

 私は「花房山目黒駅前保育園333」の新園立ち上げのタイミングで中途採用として当法人に就職しました。見学に行った時、園長先生やスタッフの方々の笑顔や挨拶など柔らかい雰囲気と、園内の開放的な雰囲気が決め手となって入職しました。
 東京児童協会として大切にしていることを引き継いでいく事は勿論のことですが、新園だからこそ、職員それぞれが持っている意見やスキルを組み込んで行けるように、園長先生がマネジメントされていました。私はダンスが好きなので、その経験を活かして子どもたちとの触れ合えるよう、方法を考えて実践する機会を頂いたので、とても良かったです。

自分のスキルを保育の現場に還元する楽しさ

 東京児童協会では子どもたちの1年間の成長をみんなでお祝いをする「大きくなった会」というイベントがあります。年齢に応じて子どもたちが日々の生活の中で興味を持ったコトから、子どもたちが表現したいものをクラスごとに発表する場を設けています。ある時、「世界」というテーマで子どもたちが色んな国を旅して、国の特徴をダンスで表現する劇を行ったことがあります。その中でいろんな国やダンスに興味を持つ子どもたちが現れ、中にはダンス教室に通う子どもも現れたりしました。そんな様子を見ていると自分の経験が子どもたちにいい影響を与えられたんだなと嬉しくなります。それが仕事のモチベーションにも繋がりました。

サークル活動にもチャレンジ!&自分たちで考え実践する保育のやりがい

 当法人にはいくつかのサークル活動があります。その中に沖縄の組踊をベースにした「美らてぃーだ」というダンスサークルがあります。ヒップホップやジャズなどのダンス経験者から初心者まで22の姉妹園からやってみたいメンバーが集まり定期的に練習を行っています。各園の先生と共通の趣味嗜好で交流できるので、勿論楽しいです!
 また、当法人の理念の中で保育を行う仲間なので、自園で自分が課題に直面した際に他園ではどうやっているのかなど、情報を共有できる場にもなるので良い機会になっています。

 私たちは保育の中で、子どもたちに自分の行動を自分で考えるように促します。私たち保育士たちも一緒に考えて行かなければ自分も成長しません。クラスの先生と一緒に相談し、実際にトライし、子どもたちの反応を見る。そして改善していく。その繰り返しが保育士として成長に繋がるんだなと感じます。コーナー保育ならではの難しさもありますが、同じ理念の元で保育を行う仲間がいるので、色々と意見を交わしながら取り入れていく事ができる。それが私たち自身が保育を楽しみながら行えるポイントのひとつですね。

未来の仲間へ

 当法人での保育を通して、「自分自身が保育を楽しまないと子どもたちを楽しませることはできない。」ということを実感しました。まず自分が楽しんでいれば子どもたちにも自然と楽しさが伝わり、私たちの保育理念であるの「夢を育む」ことに繋がるのだと思います。どんなに小さな子どもたちでも私たちがしっかり話をすれば伝わります。子どもたちの目線に立って、子どもたちとしっかりコミュニケーションを取ることを大切に、一緒に働けたら嬉しいです!